世界的に有名な童話「星の王子さま」。その作者「サン=テグジェペリ」が、かつて、航路開拓も行う冒険心あふれるパイロットだったということをご存じでしょうか。
本作では、テグジェペリの作風、特に生死観に深い影響を与えたといわれる、郵便航空会社ラテコエール社員時代に飛行場長を務めていたカプ・ジュビー(現Tarfya)から、郵便航路であった西サハラ周辺を飛行します。
「南方郵便機」の舞台となるカプ・ジュビーからその主人公のベレネスが直前で消息を絶った、サン・ルイまで、途中2つの空港に立ち寄り、King Air 350iにおいて全体で約4時間の飛行ルートのところどころサンプリングした映像です。
ほとんど砂漠で、一見、アップのしどころが無いと感じましたが、刻々と変わる砂漠の文様、遺跡やオアシスの周りの素朴な集落など、意外と見てて飽きない風景でした。
今回飛行範囲の多くは政情も不安定な地域で、一般の人間は今も立ち寄りがたい地域だと思いますが、ろくな計器・支援装置がない当時の不安な飛行の感覚も体感いただくために、あえて、ほとんどマップなどを示しませんでした。また、お好みのBGMなどと合わせてお楽しみいただきたく今回は音声、BGMは入れませんでした。
映像がどこなのか、下記にフライトプランも配置しました。皆さんもぜひテグジェペリの感覚に迫っていただければ。
00:00 Opening
00:54 Tarfya Airport
17:08 Dakhla Airport
29:52 Nouadhibou Airport
45:10 Saint-Louis Airport
フライトプラン(plnファイル)
- カプジュビー - シズネロス: 現モロッコ タラフーヤ - 西サハラ ダハラ(GMMH)
- シズネロス - ポールティティエンヌ:西サハラ ダハラ(GMMH) - モーリタニア ヌアジブ(GQPP)
- ポールティティエンヌ - サン・ルイ:モーリタニア ヌアジブ(GQPP) - セネガル サンルイ(GOSS)