2020年12月31日木曜日

Cessna Citation Longitude でIFR&ILS オートパイロットと自動着陸

Microsoft Flight Simulator 2020のビジネスジェット、Cessna Citation Longitudeのオートパイロットの使い方について説明していきます。

私は、フライトシミュレータが初めてで、一か月経っていない初心者なので間違っているところがあるかもしれませんが、初心者ならではの視点で説明したいと思います。

なお、Cessna 152でのTRAININGコースは一通り終えた上でお読みください。

最初に知っておくべきこと

着陸までしようとした場合、最低限次の事を知っておくとよいと思います。

  1. ワールドマップのフライトプラン作成でコースを設定する。
  2. ILS(計器着陸装置)の周波数は、開始後、NAV1かNAV2に自分で設定する必要がある。(アプローチ、滑走路を指定した場合は自動で入っていることはある)
  3. オートパイロット(AP)と言っても、スロットルは別系統。手動で調整するか、装備されている場合はオートスロットルを別途有効にする。
  4. 離陸後、Approachコースに入るまではAPのNAV(ナビゲーション)モードで行けるが、その後、着陸コースに乗せる手前から、APR(アプローチ)モードにする。
  5. CDI(コンパス内に表示される目標)も、アプローチまではGPSを選択。着陸時はLOC(NAV)を選択する。
フライトプランは、離発着の空港と、Departure(航空路本体に入るまでの経路)、Arrival(着陸コースに入るまでの経路)、Approach(着陸コース、または着陸滑走路)を指定します。おそらく機中でも設定可能ですが、細かいルートの指定は無理だと思います。ここでは画面例の通り選んでもらえばよいかと思います。プランは滑走路から滑走路まででも良いですが、以下ではゲートのエンジン始動から説明します。

2点目は分かるようになるのに少しかかりました。フライトプランでArrivalの滑走路を指定すると、装置にフライトプランが入っているように見えるのに、ILSの周波数は設定してくれないのです。これが分かるまでに時間がかかりました。しかも、自分でリアルに調べる必要があります。Longtitudeの場合、目的の空港コードをキーパッドで打ち込めばすぐわかります(後述)。G1000の場合は、ダイヤル式のノブでカチカチ入れて調べるのですが、ネットで情報を調べた方が早いかもしれません。

上記、並びに以降は、プロペラ機の飛行支援システムG1000でも操作以外はほぼ同様だと思います。

このゲームはマニュアルがなく、チュートリアルで教えてもらった以上のことをやるにはいろいろと調べなくてはならず、とても勉強することになりました…。このページだけで基本はやれるようにしてみます。

それでは、釧路空港から千歳空港までフライトで説明します。

大まかな流れ

以下のような流れになります。
  1. フライトプラン作成と高度の確認
  2. エンジン始動・着陸先ILS周波数のNAV設定
  3. 離陸とNAVモードによるオートパイロット開始
  4. 降下
  5. アプローチモードへの切り替えとILSランディング

フライトプランの設定

まず、出発と目的地の空港とゲートを選びます。ゲートを選ぶ場合はZoom detailで空港の詳細がでて選べます。空港までの指定でも良いです。ちなみにゲートも、適した飛行機のサイズやなどがあり、実際の空港を知らないとどれを選べば悩むかもしれません。


次に、機種の下にあるリストボックスから"IFR(Low-altitude airways)"を選びます。
するとある程度自動的に航路が選択されますが、好みのルートを設定します。

Departure, Arrival, Approachの航路を選んでください。この時、特にApproachとArrivalがスムースにつながるコースが良いと思います。急な旋回などをすると、進入しきれない可能性があるためです。

なおこの例では千歳空港の滑走路19Rを目指しています。千歳空港の場合、Approachは滑走路毎に指定があるようです。LOC-19Rのあとに X,Y,Zとラベルが異なるコースが有りますが、これは進入高度に違いが有ります。Xが一番高い(そして距離が遠い)です。

次に右の"NAV LOG"を押して、フライトプラン全体を確認します。ここで重要なのが、最高高度いつから、どれくらい降下を始めないと行けないかです。ゲームの作り込みが甘いのか、現実もそうなのかわからないのですが、実は管制の無線指示を受け身で指示された高度で飛んでいると降下が間に合わなくなることがあります。こちらから意識して下げ始める必要があります。

ここでは、NOTAKをすぎてすぐに降下を始めることになり、TOMAMで7000ft、NACKSで3000ftにまで降下しているべき、という確認をします。

それでは、フライトスタートです。もちろん、Cessna Citation Longitiudeを機種として選択することも忘れないでください。

エンジン始動

Longtitudeはチェックリストがしっかりしているので、チェックリストを順にたどれば大丈夫です。慣れなかったり時間がない時は、ctrl-eで一気にエンジン始動してしまうのも悪くはないと思います。
バッテリON & ジェネレータスイッチオン:パイロットの操縦桿右に隠れているスイッチの一番したの真ん中2つを押し、上のジェネレータスイッチをオンにします。





APUスタート&モニタ:コパイロット席の脇にあるノブをSTARTに一度して、APU(ジェットエンジンを始動させるための補助エンジン)MFD(中央の地図メインの画面)の左下のAPUの数字を100%までモニタします。

APUジェネレータ始動:バッテリスイッチの左横にあるAPUジェネレータのスイッチをオンにします。


エンジン始動:パイロット席脇のオレンジのスイッチの蓋を開け、ONにし、内側にあるスタータースイッチを押します。右、左と実施してください。ヒューンとエンジンの回転数が上がっていく音がすると思います。

エンジンが始動したら、APUジェネレータはOFFにAPUをOFFにします。

フライトプランのチェック



コックピットの右のパネル(G1000と違い、タッチパネルです!)の真ん中Flight Planを選んで、フライトプランが入力されていることを確認します。Backを押して、ホーム画面に戻ります。

着陸先のILS周波数の設定

着陸先のILS周波数の検索とNAVへの設定



ホーム画面のWaypoint Infoを押して続いてAirport(画面省略)を押します。表れたキーボードで空港のコード(ここでは千歳のRJCC)を入れてEnterを押します。
出てきた画面で、続いてFreqを押して、出てきたリストの中から着陸したい滑走路のILSの周波数(ここではILS RW19Rの111.50)の数字の青い部分を押します。

どのNAV情報枠にセットするかを聞いてくるので選んでください。ここではNAV1のActiveを選択します。

ナビゲーションソースの設定


コックピット左(最初見えなかった…)の画面の中央やや上、”NAV Source”ボタンを押して”FMS”に設定してください。PFD(パイロット真正面)のCDIの矢印の表示が紫になりFMSとでると思います。

これで出発の準備は完了です。

離陸

管制通信ごっこ:IFRクリアランス、TAXINGクリアランスとプッシュバック



管制と順に交信をしてIFRクリアランスでスコーク(Squawk)コードをもらい、タクシングのクリアランスをもらい、プッシュバック(機体をゲートから押し出してもらう)。その後、エンジン出力をあげて滑走路までタクシングします。なお、IFRクリアランス時にもらう高度をALTノブを回してPFDの右の高度計の上の青い数字として設定しておいてください。離陸後すぐ使います。Squawkは自動で設定されます。

離陸!そして自動操縦開始

滑走路に入り、TAKE OFFのクリアランスをもらったら、加速して離陸してください。離陸したら、すぐにコックピット前方のNAVボタンとFLCボタンを押してモードを指定してAPボタンを押してオートパイロットをエンゲージ(有効に)させてみてください。ここまで設定がうまく行っていれば、勝手に方向を変えて、高度も先程ALTノブで設定した高さまで上がっていくと思います。設定した高さになったら、自動的にALTモードに移行します。FLCボタンのランプが消え、ALTボタンのランプが付きます。

ちなみに画面、雲で全然見えてませんが、APなのでへっちゃらです。

巡航

オートスロットルで楽ちん


Longitude にはオートスロットルの機能が有ります。スロットルレバーの脇のレバーのボタンを押して有効にして下さい。APボタンのそばにあるスピードノブで目標スピードを変更します。あとは降下開始ポイントまで、管制官と交信を適当にしながら巡航します。

進路の確認やら

マップの操作ですが、フライトプランを表示する画面の右下のノブを一度押すと、画面が方眼になります。そこをなぞると、タッチパネルの要領でマップ画面上のカーソルを移動させることが出来ます。ノブを左右で拡大縮小です。
なお、PFDへの風向きの表示は、パイロット左の画面で出来ます。”PFD Setting"ボタンを押すと、Wind OFFとなっていると思いますが、ここを押すとG1000と同様の選択肢(Option1,2,3)が出てきますので、お好みのものを選びます。

ILSランディング

降下開始!


フライトプラン作成時に確認した降下開始地点をすぎたら、管制に(しつこく^^;)高度降下の依頼(REQUEST CRUESING ALTITUDE DECREASE)をして高度を下げていきます。オートパイロットで高度を下げるにはALTノブで高度を指定して、FLCボタンでFLCモードにしして自動で降下させます。

アプローチ&ILS捕捉


アプローチのコース(着陸コースに進入するコース。コース画面ではNACKSの手前までのコース)に入り、着陸するコースの直線と交わるように飛行機が舵を切って進みだしたら、APRボタンを押してアプローチモードにしてください。上の画面でAPRのランプがついているのが分かると思います。高度にも気を付けて、目標より高い場合はFLCモードを併用して必要に応じて下げてください。


左の操作画面の"NAV Source"ボタンを押してNAV1(離陸前に設定した、着陸先滑走路のILS周波数を設定したNAV)にしてください。(アプローチコースに入ったら自動で切り替わる場合も有ります。)


CDIの矢印が緑色になりオートパイロットがILSを追いかけ始めます。ILSの電波をつかむと、高度計の左に緑で”G”という文字と緑の◇が出ます。◇が今の水平位置での理想的な進入高度になります。おそらく、◇が自機の位置より上に出るので、これが降りてくるまで直進です。◇が下にある時は、自機が高すぎるので高度をさらに下げます。またオートスロットルを切ってスピードを下げてください。

着陸!


グライドスロープに乗ったら、フラップ(F7orF8キー)、ランディングギアを出して(Ctrl-g)準備をし、CDIや滑走路を目視して左右のずれがないかや降下速度に注意して降下を続けてください。残り500ft以下のどこかでAPボタンを押してオートパイロットを切り、着地目前でフレア、着地してください。

以上で、Cessna Citation Longitude でのオートパイロットによる飛行、ILS着陸の説明でした。初心者なので間違っているところもあるかもしれません。でも、フライトシミュに慣れている方や、実際の操縦経験がある人などの動画や説明サイトは、難しすぎてという人のために、細かく書いてみました。わからない所あればコメントで質問してください。

G1000搭載が多いプロペラ機もよいのですが、Citation Longitude は、
  • ジェット機なので速い
  • 航続距離も長く、高高度まで行ける
  • オートスロットルが使える
  • 搭載の飛行支援装置G5000がG1000より操作性が良い(G1000は文字を入れるにもノブをカチカチ回す…)
  • エアライン機よりは軽い
ということで、単純に飛行を楽しむにや良い機体かなと思います。

ちなみに本物の機体は、こちらの記事を読むと、着陸50フィートまでオートパイロット・オートスロットルでいけるそうです。

2020年12月30日水曜日

アルファベット 略語集

このゲーム、計器類のラベルや他の方のページや動画を見ても、アルファベット3文字ばかりですよね…

Abbrebiation/略語 名称/日本語 説明
ADF 自動方向探知機 NDB(無指向性無線標識)の位置を探知する装置。VORやGPSが発展したことで、NDBは今は減っているらしい。
Altimeter Altimeter/高度 文字通りだが、管制との通信中に"Altimeter 29.92"と言われたら、高度計の基準気圧値をこの値に設定する。ゲームではbキーで自動的に設定してくれる。これは管制はこの値をベースにした気圧高度値で指示を出すため。
AOA Angle of Attack 主翼が受ける気流の角度。
APU Auxiliary Power Unit/補助動力装置 ジェットエンジンを作動開始させるための小型のエンジン。
ATC Air Traffic Control/航空交通管制
ATIS automatic terminal information service/飛行場情報放送サービス VORの音声チャネルによる、空港の気象情報や使用滑走路,進入方式,航行援助施設の運用状況など,空港の情報を放送するサービス。いうなればラジオです。
APP Approach/アプローチ、入域 計器進入開始点またはトラフィック・パターン(場周経路)まで誘導する経路
APR Approach/アプローチ G1000でアプローチモードにするためのボタン
Arrival Arrival/アライバル 到着地またはアプローチから着陸するまでの経路。
BARO G1000においてバロメトリックプレッシャー(気圧)のこと。気圧で動作している高度計と実際の高度を調整するための数字。管制からの通信で最後に入るAltimeterに続いて示される。東京管制の場合大体29.92。(ゲーム上はbキーで調整してくれる)。
CDI Course Deviation Indicator/コース偏位指示器 VORなどの標識の方位とそのコースに対してのズレを表示する計器。G1000ではこのラベルのソフトキーを押すと、NAVモードで追従する標識としてGPS,NAV1, NAV2どれにするかを変更できる。
CDU Control Display Unit FMSの入力装置の事(A320などでフライトプランなどを入力する装置)
CRS Course 飛行経路、コースのこと。G1000ではCDIに表示したNAV1,2のVORまたはLOCに対して取る方位(紫の数字)。
DEP Departure/デパーチャ、出域 航空路までの合流経路。デパート、デパーチャ
DME Distance Measuring Equipment/距離測定装置
FMS Flight Management System/飛行管理装置 オートパイロット等を管理する装置。入力装置としてCDUを使う。
GS グライドスロープ ILSの一つ、降下経路(上下方向)を示す。ILSの着陸時には、計器に表示された降下経路のこと自体をグライドスロープと言う。「グライドスロープに乗る」
HSI Horizontal Situation Indicator/水平姿勢指示計 飛行機を上から見てがどの方位に向かって飛んでいるかを示すコンパスのような計器。
IAS indicated airspeed/指示対気速度 大気速度計の数字。ボーイングのオートパイロットでIASmodeというと、大気速度を指定するモードを指す。
IFR Instrument Flight Rules/計器飛行方式 目視及び航空機の計器の両方を使って航空管制官の指示に従って飛行する方式。<->VFR
ILS Instrument Landing System/計器着陸装置 電波を発信して着陸を補助する装置。NAV周波数にセットするとオートパイロットで着陸を支援してもらえる(着陸寸前までいけます)。LOC,GP,MBなどがある。識別子はIで始まることが多い。
LOC ローカライザ ILSの一つ。進入方向(左右方向)を示す横方向。オートパイロット、アプローチモードの際に参照させる電波施設。
PFD Primary Flight Display G1000搭載機やエアライナー機のように画面で高度・速度や機体状態を示す場合(グラスコックピットとも言う)のメインの画面(パイロットの前にある画面)
RNAV Area Navigation/広域航法 GPSも使って飛行コースを設定する航法<->VOR航法
RTO Reject Take Off ボーイング系の飛行機のオートブレーキツマミで離陸時に設定しておく位置。離陸中止時に自動でブレーキをかけるということ。
MB Marker Beacon/マーカービーコン ILSの一つ。滑走路までの距離を示す
MFD Multi-function Display G1000搭載機やエアライナー機のように画面で計器類を示す場合(グラスコックピットとも言う)の地図など航法に関する情報を示す画面。
N1 ジェットエンジンの低圧コンプレッサー部分の回転数(%で表すことが多い)
N2 ジェットエンジンの高圧部分(ガスジェネレータ)部分の回転数(%で表すことが多い)
NAV1,NAV2 Navigation Channel 1,2/ナビゲーションチャネル VORやILSの受信機とその設定周波数。Cessna 172に搭載のG1000などの航法支援装置は2台積んでいて状況に応じて切り替えて使う。
QNH,QFE,QNE 高度計規正値の一つ。高度計に設定する基準気圧値。交信でAltimeter29.92と言われる数字。今までと違う数字を言われたらbキーで設定してくれる。
SID Standard Instrument Departure/標準計器出発方式 計器飛行時の飛行場から航空路合流までのルートや高度制限。
Squawk Squawk/スコーク IFRクリアランスをするとSquawk XXXXといわれる4桁の数字。その自機のそのフライトの識別番号としてXPDRに設定する。8進数(なのでデジタルの入力装置では0-7までの数字のみが表示される)
VFR Visual Flight Rules/有視界飛行方式 目視にて位置を確認して飛行する方式。計器等によらず自由に飛べる。
VOR VHF omni-directional radio range/超短波全方向式無線標識施設 電波を出して、場所と方位を示す装置。VORをたどって航行する方式も指す。<->RNAV
TCAS Traffic alert and Collision Avoidance System/空中衝突装置 電波で航空機相互の位置を知らせ合い衝突警報を出す装置。飛行中はTA/RAに設定する。A320では、エンジンスイッチの右あたりにあるトランスポンダーの右下の小さいツマミ。ゲームをLoadして途中再開した場合に設定されておらず管制から指示されることがある。
TMR/REF Timer/Reference G1000において、ストップウォッチと、リファレンス速度類を設定する画面を呼び出す。
Vr ローテーション速度 離陸するときの速度(操縦桿を引くことをローテーションというみたい)。G1000のTMR/REFを押すと現れる。
Vx 最大上昇角速度 。単位距離あたり一番高度を取れるスピード。障害物を避ける際に使う。G1000のTMR/REFを押すと現れる。
Vy best rate-of-climb speed/最良上昇率速度 単位時間あたり高度を取れるスピード。速く上昇したい場合につかう。G1000のTMR/REFを押すと現れる。
XPDR ATC Transponder/航空交通管制用自動応答装置 航空機識別のための信号を送る装置。IFRクリアランス通信時に管制から示されるSquawkに続く4桁(8進数らしい)を入力する。(ゲームでは交信後、自動的に入力される)。VFR(有視界方式)飛行の場合は1200または1400(1万FT未満、以上で選択)を設定する。

2020年12月26日土曜日

離陸、着陸手順メモ

IFRクリアランス

グラウンドコントロール:タキシングクリアランス

タワー:テイクオフクリアランス

アプローチ、ディパーチャー

センターARTCC

アプローチ

タワー:着陸

グランド:タキシング




アルファベットの読み上げ方(音標アルファベット)

Alfa (アルファ)

Bravo (ブラボー)

Charlie (チャーリー)

Delta (デルタ)

Echo (エコー)

Foxtrot (フォックストロット)

Golf (ゴルフ)

Hotel (ホテル)

India (インディア)

Juliet (ジュリエット)

Kilo (キロ)

Lima (リマ)

Mike (マイク)

November (ノベンバー)

Oscar (オスカー)

Papa (パパ)

Quebec (ケベック)

Romeo (ロメオ)

Sierra (シエラ)

Tango (タンゴ)

Uniform (ユニフォーム)

Victor (ヴィクター)

Whiskey (ウィスキー)

X-ray (エックスレイ)

Yankee (ヤンキー)

Zulu (ズールー)

GARMIN G1000 スイッチ類説明

GARMIN G1000の説明書から説明作りました。
PFD左(パイロット側)の画面Primary Flight Display
MFD右(コパイロット側)の画面Multi Function Display



キーラベル説明
1. (左)VOL PUSH ID

NAV ボリューム/IDツマミ
NAV音量を調整する。押すと、モールス信号識別器のオン、オフ。音量は、フィールドに%で表示。
2. (左)<->

NAV周波数送信キー
NAV周波数のスタンバイ(待機)と、アクティブ(有効)を切り替える
3. NAV PUSH 1-2

二重NAVツマミ
NAV受信機のスタンバイ側の周波数を調整する。大きいツマミがMHz,小さいツマミがKHz単位で調整。押すと、NAV1とNAV2を切り替える
4. HDG

Heading(ヘッディング)ツマミ
HSI上のヘッディングを手動で調整する。押すと、コンパスラバー線のヘッディングバグと同調(シンクロ)する。ヘッディングセレクトモードが動作中は、選択されたヘッディングがフライトディレクター(FD)が参照するヘッディングとなる。
5. RANGE PUSH PAN

ジョイスティック
回すとマップの範囲を調整。押すと、マップポインタが有効になる
6. CRS BARO

CRS/BAROツマミ
外側のツマミは、高度計のバロメトリック圧を設定(ゲーム上はbキーで自動設定)。内側のツマミは、コースを調整する。コースはHSIがVOR1かVOR2もしくはOBS/SUSPモードの時のみ調整可能。押すと、現在選択中のVOR上にCDIの中心を据える・
7. COM

2重COMツマミ
通信機のスタンバイ側の周波数を調整する。大きいツマミがMHz,小さいツマミがKHz単位で調整。押すと、COM1とCOM2を切り替える
8. (右)<->

COM周波数送信キー
選択されているCOMのCOM周波数のスタンバイ(待機)と、アクティブ(有効)を切り替える。2秒間長押しすると緊急周波数(121.5MHz)をアクティブな方の通信周波数に設定する。
9. (右)VOL PUSH SQ

COM音量/SQツマミ
COM通信機音量レベルを調整。音量は%でフィールドに表示。ツマミを押すと、自動スケルチ(無通信時の雑音再生を抑制する)のON/OFを切り替える。
10. (D->)

Direct-toキー
識別子(Identifier)の特定や、アクティブなルートからの選択、地図のポイント地点の指定により、
目的地のウェイポイント(特定の位置のこと)直接入力と、選んだ目的地への直接コース設定を確立する。
11.FPL

FPLキー
フライトプランを作ったり編集したり保存されているフライトプランにアクセスするために、アクティブなフライトプランページを表示する。
12.CLR

CLRキー
情報消去、入力のキャンセル、ページメニューを消去する。MFD側でナビゲーションマップを直ちに表示するには、CLRキーを押し続ける。
13.FMS

2重FMSノブ
押すと、選択カーソルのON/OFF
データ入力:カーソルをONにし、回してハイライトされたフィールドにデータ入力する。(外側のツマミがカーソル位置、内側のツマミで文字を選択)。アクティブフライトプランページ表示時にカーソルがONのときは、カーソルはデータ挿入ポインタ(>)の下の行に表示される。ポインタは、その選択された行の上に、入力されたデータが挿入されることを示す。
スクロール:情報リストが長い時は、スクロールバーが表示される。カーソルONにして、ツマミを回してリストをスクロールする。
ページ選択:MFD側のツマミでページを選択する。外側のツマミでページグループを、内側のツマミでグループからの特定のページを表示する。
14.MENU

メニューキー
コンテキスト(表示されている内容)に応じたオプションのリストを表示する。リストからユーザに追加機能や関連するページの設定変更にアクセスできる。
15.PROC

PROCキー
フライトプランからアプローチ、デパーチャ、アライバルを選択する。フライトプランが使われている場合は、出発、到着空港に対して利用可能な手順が提示される。フライトプランが使われていない場合、望ましい飛行場と手順が選択されるだろう。このキーはデータベースからIFR出発手順(DPs)、到着手順(STARs),アプローチ(IAPs)を選択、読み込み有効なフライトプランにする。
16.ENT

ENTキー
メニューの選択やデータの入力を受け付ける。このキーは操作の確認やデータ入力の完了に使われる。情報や選択の確認にも使われる。
17.ALT

2重ALTツマミ
高度計の上のボックスの選択高度を設定する。外側のツマミは1000単位、内側のツマミは100単位。高度選択は、自動操縦システムで使われる。また、G1000の標準高度警告機能でも使われる。


キーラベル
説明
18.AP

APキー
オートパイロットとフライトディレクタのON/OFF。デフォルトはピッチ軸、回転軸モード。(省略)
19.HDG

HDGキー
ヘッディングセレクトモードの選択・非選択
20.NAV

NAVキー
ナビゲーションモードの選択・非選択
21.APR

APRキー
アプローチモードの選択・非選択
22.VS

VSキー
垂直速度モードの選択・非選択
23.FLC

FLCキー
フライトレベルチェンジモードの選択
24.FD

FDキー
フライトティレクタのみのオン・オフ。オートパイロットがONのときにはこのキーは無効
25.ALT

ALTキー
高度維持モードの選択・非選択
26VNV

VNVキー
垂直ナビゲーションモードの選択・非選択
27.BC

BCキー
バックコースモードの選択・非選択
28.NOSE UP/NOSE DN

ピッチホールド、垂直速度、フライトレベルチェンジオモードの際の有効なリファレンスピッチを調整する。



2020年12月19日土曜日

有視界飛行(VOR)ミッションでの基本

 VOR(有視界飛行)で飛ぶことになるTRAININGやLANDINGミッションで大事そうなことを列挙してきます。

  • ミッションスタートが始まる画面(READY TO FLYボタンがある画面)で以下を確認しましょう

  1. 所要時間(FLIGHT DURATION)
  2. 離発着する空港滑走路の高度(RUN WAY ELEVATION) 
  3. 風速・向き(着陸のときには特に重要) 

 

  • 着陸ミッションでは、侵入速度のガイダンス(kts)を覚えておきましょう
  • 着陸ミッションでは、はじめからランディングギアが出ているのか
  • ミッションが始まったときにその機体の計器類やスロットルの表示の有無を確認する
  • 着陸ミッションでは、開始したらスロットルを決めておいた位置にすばやく下げるのが良いです。 


[動画]King Air350i チュートリアルエンジン始動・離陸編

ジェット機並み(よりは遅いか)の巡航速度が出るターボプロップ機 Beechcraft King Air 350iのチュートリアルです。今回はエンジン始動から離陸まで、簡単に本機種の特徴や小ネタ、主に本機種で特徴的な推力系の操作を中心に説明します。 個人的には、3つの推力系レバー操...